ちょっと自由に生きるコツ

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見方を変え気持ちを変えるとちょっと自由になれるかも。 ビジネスマン向けのメソッドから、日々の雑感までを綴っていきます。

TPPは事実上消滅ですね

ライフログ ライフログ-社会・経済

 

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 トランプ次期アメリカ大統領が、来年1月20日の大統領就任日にTPP離脱を実行する、と宣言しました。

そして、2016年11月23日、オバマ大統領は、任期中のTPP議会承認を断念すると正式に表明しました。

これによってアメリカは、TPPに参加しないことが決定しましたね。

 

このニュースを見たとき、「アメリカが参加しないんだったら、TPPの意味が無くなるなぁ・・・」と思ったのですが、その後、いろいろ調べていたら、意味が無いどころか、TPPは事実上消滅という話だったのです。

というのも・・・。

 

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TPP効力発生条件

内閣官房が公開しているTPP協定の「第30章(最終規定)」に、TPPが効力を発生する条件が書かれています。

第三十・五条

効力発生

1 この協定は、全ての原署名国がそれぞれの関係する国内法上の手続を完了した旨を書面により寄託者に通報した日の後六十日で効力を生ずる。

 

2 この協定は、この協定の署名の日から二年の期間内に全ての原署名国がそれぞれの関係する国内法上の手続を完了した旨を書面により寄託者に通報しなかった場合において、少なくとも六の原署名国であって、これらの二千十三年における国内総生産(注)の合計が原署名国の二千十三年における国内総生産の合計の八十五パーセント以上を占めるものが当該期間内にそれぞれの関係する国内法上の手続を完了した旨を書面により寄託者に通報したときは、当該期間の満了の後六十日で効力を生ずる。

http://www.cas.go.jp/jp/tpp/naiyou/pdf/text_yakubun/160308_yakubun_30.pdf

 

難しい書きぶりですね・・・。

2を要約すると、

6カ国以上が手続きを済ませ、そのGDPの合計が2013年時点で全体の85%以上あればOK

と言うことになります。

 

これ、逆に言うと、1カ国でも参加しなかった場合、参加する国の合計GDPが85%以下だと効力はなし、と言うことなんですよね。

 

12カ国のGDP

では、TPPの交渉に参加している12カ国のGDPはどんな状態か?と言うと・・・。

下図のとおりです。

 

f:id:b-zone-salariedman:20161125075907j:plain

出典:TPPとは | TPP政府対策本部

 

GDPは、アメリカがダントツの1,916兆円、そして、日本が508兆円と続きます。

そして、GDP全体に占める比率は、それぞれ62%、16%です。

TPP発行はGDP85%以上という条件から見ると、アメリカと日本のどちらか一方でも参加しないと、TPPは発行されないのですね。

 

トランプさんがTPPには絶対に参加しないと言い切り、オバマさんが議会承認をあきらめた今、アメリカのTPP離脱は決定し、自動的にTPPそのものの効力が生じないことになりました。

つまり、TPPは事実上消滅ということになります。

 

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アメリカ大統領って、やっぱり最強!

トランプさんは、国内労働者、特に白人ブルーカラーの雇用を良くするため、TPP離脱を公約してきました。

次期大統領就任が決定して早々にTPP離脱を表明し、オバマさんに「抜け駆けするなよ」とプレッシャーを与えました。

 

安倍総理は、「参加するよう、なんとか説得してみる」と言っていますが、トランプさんがそんなの聞く訳ないですよね。

 

ということで、良かったのか悪かったのかは、よく分かりませんが・・・TPPは事実上消滅したと言ってよいでしょう。

 

それにしても、アメリカの大統領って、やっぱり最強だなと思いました。

 

では、また。

 

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