ちょっと自由に生きるコツ

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ちょっと自由に生きるコツ

見方を変え気持ちを変えるとちょっと自由になれるかも。 ビジネスマン向けのメソッドから、日々の雑感までを綴っていきます。

よくわからない肩書き

仕事のヒント 仕事のヒント-コミュニケーション

 

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(2017年3月14日・大幅追記・改訂)

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肩書き

会社に入ってはじめて肩書きをもらったのが、32歳のときでした。

 

いただいた肩書きは「調査役補」。パッと見、どんな立場か良く分からないものです。

先輩に聞くと、

「管理職だけれどラインにいない人、つまり、部下がおらず、決裁権限のない管理職で『調査役』というのがある。

『調査役補』というのは、その非管理職バージョン。完全な平社員ではないけれど、役職者でもない者に与えられる肩書きのこと」

みたいな説明を受けました。

 

序列は、

 課長 > 課長代理 > 係長 > 主任 > 調査役補 > 役無し

といった並びでした。

(例外的に、係長や主任と同じ職級の調査役補もいました。調査役は部長級の人から、課長代理よりも下までいて、幅が広すぎてわかりませんでした)

 

私がもらった「調査役補」という肩書きは、「それなりの年齢になってきたし、いつまでもヒラ社員のままだとかわいそうだから、何か肩書きをあげよう」ってことで、年功序列がバリバリの時代ならではの話です。

 

一応「昇格」ですが、仕事や立場が変わるというものでもありませんでした。

でも、給料は少しだけあがり、周りから「おめでとう」との言葉。

肩書きの入った新しい名刺も貰って、サラリーマンとして素直に嬉しかったのを覚えています。

 

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「調査役補」って何?

さて、この 「調査役補」という肩書き、あまり一般的ではなく社内でもよく分からないものですので、社外の人にとっては、もっと分からないものでした。

 

初めて名刺交換するその場で、ストレートに聞いてきた人はいませんでしたが、しばらくして打ち解けてきたら、

「『調査役補』って、どういう意味?何かを調査するって意味なの?」

と質問されることもあります。

 

そんなときは、

「警察の警部補みたいなものです、かね?」

と答えると、妙に納得されました。

 

でも、「警部補みたいなもの」って回答、これ、大間違いなんですよね。

「警部補」は、ちゃんとした実績をあげて、昇任試験に合格した人が就く階級です。

係長等の役職者もこの階級で、警察の中のいわば初級幹部、ただの年功序列でなれる「調査役補」とは、まったく違います。

当時は、よく知らなかったとはいえ、適当な説明をしていたわけです・・・。

 

よく分からない肩書き

『調査役補』は、あまり使われていないかもしれませんが、『調査役』という肩書きは、役所や銀行では、ひんぱんに用いられています。

 

肩書き自体には、役職、階級、場合によっては資格なんかも用いられますが、基本はそれぞれの組織が勝手につけて良いものです。

だからでしょうか、よく分からない肩書きと出会うことになるのです。

 

英語の肩書き

「マネージャー」という肩書き。

エライ人の場合もあれば、役職入門者の場合もありで、パッと見だけでは判断できません。

また、「マネージャー」の前についている言葉のほうが重要だったりします。

「ゼネラル・マネージャー」と「エグゼクティブ・マネージャー」だと、どっちがエライの?というケースが起きるのです。

 

「グループリーダー」というのも、係長の下の主任や班長など、少人数のグループを束ねる肩書きの場合もあれば、いくつかの事業部をグループとして束ねる執行役員級の役職のときもあります。

そして、「プレジデント」という役職は、必ずしも社長ではないのですよね。

 

笑いそうになったのが、「カンパニー長」という役職。

ひとつの事業部を「会社(カンパニー)」に見立てたトップの肩書きです。

すごくエライ人の肩書きなのですが、言葉にすると「カンパニィッチョ」と中南米っぽい響きがあって・・・。

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副部長代理

私が知っている肩書きの中では、『副部長代理』というのが一番分かりにくかったです。

「副部長の代理?それとも部長代理の副?どっちなの?」と尋ねたら、「部長代理の副」だとのこと。

 

その会社は、

部長 > 次長 > 副部長 > 部長代理 > 副部長代理 > 役無し

という構成です。

副部長が一般的な課長職で、部長代理は係長みたいな位置づけ。

副部長代理は主任級で、直属の上司は部長代理だから、その副となるとのこと。

本人たちも、「部長という言葉がいっぱいつくので、面倒くさい」と言っておりました。

 

役所

地方自治体では、一般的に

理事 > 参事 > 主幹 > 主査 > 主事

などといった階級があり、副参事や副主幹をおいているところもあります。

 

役職と階級の相関は、

局長・部長(理事・参事) > 次長(参事) > 課長(参事・副参事) > 課長補佐(主幹) > 係長(副主幹・主査) > 主任(主事)

が基本のようです。

あとたまに「XX監」という肩書きを見ることもありますが、かなりエライ人ですね。

 

名刺に書かれている肩書きは、役職のみ・階級のみ・両方、と自治体によっていろいろなケースがあります。

 

肩書きの序列と対外呼称

肩書きや役職の序列は、一般的には、語尾に「長」の文字がつくほうが上といわれています。

部長代理と副部長がいれば、副部長のほうが上ということです。

 

また、支店長代理や営業所長代理などの「代理」がつく、あるいは、○○担当課長のような「担当」がつく肩書きは、いわゆる「対外呼称」という場合もあります。

社内人事上の正式な役職ではないけれど、営業等の仕事で対外対応時にそれなりの肩書きが求められる人に付与されるもの、ということですね。

 

さらに、部付き部長もあります。営業部長の部下に、営業部部長が設置されるケースです。

 

もっとも、これらは、必ずしもそうだというわけではありません。知っておいて損はないかと思いますが、会社や組織によって運用は違いますので、事実確認はご自身でしっかり行ってくださいね。

 

取締役と執行役員

よくわからない肩書きとして、取締役と執行役員があります。

その違いをざっくり書くと、取締役は「経営者」で、執行役員は「会社における業務上の役職」となります。

*会社法で「執行役」というのもありますが・・・、とてもややこしくなるので省きます。

 

取締役は、会社のオーナーである株主から「しっかり儲けろよ」と任命された人たちで、株主総会で選任されます。

やるべき仕事は、会社が業務として行うことの「意思決定」で、その立場や責任は法律でいろいろと決められています。

一方、執行役員は、取締役(会)によって決められたことを実行するのが仕事です。

 

昭和の時代までは、役員と言えば「取締役」でしたが(あと、監査役も含みます)、平成の今は、取締役と執行役員の2つに分かれています。

コーポレートガバナンスを確立するために、会社の経営(取締役)と業務の執行(執行役員)を分離する、というのが背景にあってのことですが・・・、実際には、取締役が執行役員の仕事も兼務しているので、ゴチャゴチャしてわかりにくいのですよね。

 

役員の肩書き

もうひとつ、ややこしいのが役員クラスの肩書きです。

一般的な肩書き

一般的な役員クラスの肩書きをエライ順に並べると、

会長 > 社長 > 副社長 > 専務 > 常務 > (役無し役員)

となります。

いずれも会社でつける役職で、これらには法的な根拠はなく、会社によってマチマチです。

 

社長は「代表取締役社長」のように取締役として代表権を持ち、かつ業務執行のトップという場合が多く、会社で一番エライ人です。

が、会長は取締役会の長として取締役で一番エライ人なので、会社で一番エライ人とも言えるのです。

会長と社長がいる会社では、社内の序列では会長が上、業務執行や対外的な顔としては社長が上、というのが一般的ですね。

 

副社長は、社長の補佐をし、場合によっては代行する役目を担います。

専務と常務は、両者に厳密な違いはありませんが、専務は社長の意思決定をサポートし、常務は担当する業務執行するというニュアンスが強いようです。

なので、専務のほうが常務よりも上席扱いとなるのが一般的です。

 

役無し役員は、「ヒラ取」(ヒラの取締役)なんて呼ばれ方をしていましたが、執行役員が出来てからは、あまりそのような呼ばれ方はしなくなりましたね。

 

このように、取締役や執行役員に役職が組み合わさってくるので、とてもややこしいのです。

とある会社では、「取締役・常務執行役員XX担当」と「常務取締役・執行役員YY担当」と似通った役職が用いられています。

パッと見、同じように見えますが、後者が取締役としては常務なので格上となり、序列も上なのです。

 

さらに、CEOとかVice Presidentなどの英字表記が併用されると、本当にわからなくなります。

 

その他の肩書き

役員級のエライ肩書きでは、さらによくわからないものがあります。

相談役・顧問・フェロー・・・などです。

 

相談役は文字通り、経営の意思決定において相談相手となる人。会長や社長を務めた大実力者や創業者一族が、さらに会社に留まる際に用いられる肩書きです。

名誉職の意味合いが強いのですが、取締役相談役(略称:取相・とりそう)のように、そのまま取締役=経営者として会社に残る場合もあり、「老害」と言われることも。

 

顧問は、経営全般や特定の分野で提言・助言を行う人です。

外部から招聘された人材が実務を担うケースが多いですが、相談役や元役員が顧問として残るケースもあります。

 

相談役・顧問とも、本当に仕事をしている場合もあります。

でも、会社の功労者に給料を支払い続ける仕組みとして、形式的に使われている役職の場合もあり、会社経営に対して厳しいチェックがなされる昨今、後者はどんどん減ってきています。

 

フェローは、ある特定の分野において超高度なスキルを持つスペシャリストではあるけれど、取締役や執行役員のような組織運営には馴染まない人に贈られる役職です。

技術系の人に多いですね。

 

これらの肩書きは、一般論としては上に書いたとおりです。

しかし、会社によって様々な人が様々な立場で使い分けされているので、一概に言えないことが多く、それがどんな役割を表すのか良くわからなくさせているようです。

 

終わりに

肩書きとか役職とかには、よく分からないものもありますが、それぞれの組織なり個人の個性が出ていて、おもしろいものです。

結婚式の披露宴で席次表をつくるときは、どっちがエライ?で頭を悩ませるかもしれませんが・・・。

 

では、また次回!

 

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